創業ストーリーと想い
01
まずは松尾さんのプロフィールを教えてください
IT企業やSaas企業で営業・ディレクター・プロデューサー職を経験してきました。
サラリーパーソン時代に環境やライフステージ変化に伴って、自分のメンタルやフィジカル課題に直面し、加えて会社や家庭でのチームコミュニケーションの重要性を痛感して、その課題解決にあたる企業として(株)Spomeeを設立しました。
02
スポーツは元々されていたんですか?
学生時代はサッカーやサーフィンなどをしている時期もありました。ただ、社会人になってからは忙しさにかまけてどうしても遠のいていました。
日々の忙しさ、そこから来るストレス。なんとしても目の前の成果を上げたい。そのためには多少の我慢や精神的な辛さも仕方がないと思い、夢中になっていました。ただ、いつからか必死に取り組んでも成果に繋がり辛い時期がきました。今考えてみれば、キャリアを育む上で誰もが経験する”成長の踊り場”なのかと俯瞰的に見ることもできますが、あの頃はそんな余裕はありませんでした。なんとかしなければならない、頑張ればなんとかなるのだ、今思えば、まさに目の前の事に精一杯で視野が狭くなっていたなと思います。周囲の方々や家族も含めて、本当にたくさんの方に相当な支援をいただきつつ、でも本人は気づかずに軋轢を産みはじめていたタイミングだったと思います。
そんな時、急に会社のメンバーみんなで懇親も兼ねたラクロスをすることになったんです。部署の先輩が以前からラクロスをされていた、ということから急に決まったプレイ。それまで社内のみんなでスポーツをすることもありませんでしたし、僕自身ラクロスは初めての経験でした。正直なところ、最初はちょっと面倒だなと思いました。
ただ、これが僕の人生の転機になったんです。
03
それはどんな転機だったんですか?
ほとんどの人が初めてプレイするラクロスという競技を通じて、みんなが純粋に集中して”スポーツ”を楽しみ、相手を想い、支え合い、応援する。そしてプレイに慣れてくると、それぞれの得意分野を分析して各々にとって最適な場所を担当する。そんなスポーツの良さを再び感じることができたんです。
その時にふと思ったのは、これは組織やチームにとっての必要な全てが詰まっているということです。
しかも、その当時の私はメンタルもフィジカルも充実していなかったのですが、久しぶりの運動ということもあり、めちゃくちゃ苦しかったし身体は辛かったんですが、これまでにない充実感と開放感、そして爽快感は今でも忘れません。
こんな自分自身の経験も踏まえて、スポーツの持つ力をもっと体験いただきたい、たくさんの方に笑顔と健康を届けたい。それがspomeeを通して実現したい世界です。
スポーツが全てを解決するのは難しいかもしれないけれど、少なくとも僕のように救われる人やチーム・組織は必ずある。そう、信じています。